楽天証券、最新の認証「パスキー」を導入へ＝国内主要証券で初めて、指紋・顔情報を使い利便性とセキュリティを強化

2025年10月01日 07時00分

　

楽天証券は、安心・安全な取引・サービス環境を提供するため、最新の認証「パスキー」を導入する。１０月２６日から、パソコンやスマートフォンを使った全てのチャネルで利用できる。国内主要証券で初めて。

　パスキーは、指紋や顔などの生体認証と組み合わせることが可能。ログインパスワードを記憶する必要がなくなり、ログインの都度、入力する手間も省けるようになるため、利便性の向上とセキュリティの強化が期待される。

　ただ、パスキーを利用できないお客さまも想定されることから、絵文字「ログイン追加認証」については、４文字選択制（現在は２文字）に強化する。１１月末をめどに提供する。

　こうしたログイン時のセキュリティ強化に加えて、注文発注時にメールで知らせる「注文通知」を開始する。現在は「約定通知」を提供しているが、注文発注時のお知らせを選択できるようにする。これにより、身に覚えがない注文は、発注時に自分で訂正できるようになる。国内株や中国・アセアン株からスタートし、対象商品は順次拡大していく。

　さらに、「セキュリティ画面」をリニューアルし、楽天証券が提供するセキュリティ対策の設定状況を一目で確認・設定できる環境を整える。