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日銀豹変がはらむ二つの問題

<2024年8月9日>

こんにちは。JFSメールマガジンチームの仁科です。
先日初めて、金曜日の仕事終わりに映画を見に行きました。これまで休みの日に映画を見ることが多かったので、映画館の予想以上の混雑ぶりに驚いたりとなかなか新鮮なものでした。案外睡魔に襲われることなく、最後までしっかり映画の世界に引き込まれてしまいました。映画館で過ごす華金、またリピートしたいと思います。

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〔金融観測〕日銀豹変がはらむ二つの問題=「市場隷属」と「通貨防衛の限界」

EPA時事EPA時事

 日銀の内田真一副総裁が7日の講演で、ハト派姿勢を鮮明にした。7月31日の金融政策決定会合後の記者会見で、植田和男総裁はタカ派姿勢を示していたが、一気に豹変(ひょうへん)した。植田総裁のタカ派会見をきっかけに株価が大暴落したためだ。ただ、市場配慮で政策スタンスを変えるのは二つの問題をはらむ。一つはよく知られた「市場隷属」の問題だ。もう一つは「通貨防衛の限界」であろう。

 先の決定会合で、日銀は追加利上げに踏み切った。利上げとはいっても上げ幅は「0.15%」に過ぎず、決定後の株価は上昇したほど。ほぼ織り込み済みであり、材料出尽くしで買い戻しが誘われた。ドル円は上下したが、会合前後で水準はさほど変わらずだった。相場が急変したのは、植田総裁の会見だった。この中で、「0.5%は壁として意識していない」などのタカ派発言が断続

 

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