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5月末のMAB-FPI総合、プラス0.31%=7カ月連続で過去最高

2021年06月04日 11時30分

MAB-FPI総合の推移MAB-FPIの推移(クリックで表示)

 投信評価会社の三菱アセット・ブレインズがまとめた5月末の投信指数「MAB-FPI総合」は、前月比48ポイント(0.31%)高の1万5776ポイントとなり、7カ月連続で月末ベースの最高値を更新した。この指数は、公募追加型株式投信(上場投信を除く)を対象に、1997年3月末を1万ポイントとして、同社が毎日算出している。

 11の資産クラス別に騰落率を見ると、エマージング(新興国)債券がプラス2.60%、エマージング株式がプラス2.44%となるなど、10のカテゴリーで上昇した。一方、外国株式(先進国)はマイナス0.86%と下落した。

 設定から解約を差し引いたネットの資金動向は、プラス7099億円と、6カ月連続で大幅な流入超になったもようだ。資産クラス別に見ると、外国株式(先進国)がプラス6843億円、国内債券がプラス764億円と、それぞれ純流入になった。一方、国内株式がマイナス266億円、エマージング株式がマイナス263億円と、それぞれ純流出になった。

 調査対象としたファンドの純資産総額は前月末より7309億円増加して、77兆6000億円になった。この指数は、日銀や機関投資家が多く保有する上場投信を含まないため、個人投資家の資産動向を把握しやすい。(了)

 

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