レオスの藤野社長「お客さま、未上場企業、上場企業の架け橋になる」=「ひふみクロスオーバーpro」が運用開始
2024年09月13日 11時30分
レオス・キャピタルワークス(本社東京、藤野英人社長)は9月12日、未上場株と上場株の境界を越えて投資する「ひふみクロスオーバーpro」の運用を開始した。8月26日から販売会社6社と同社の直接販売で当初募集を行い、当初設定金額は83億0480万円になった。
藤野社長は「多くのお客様、販売パートナーの皆様から期待の声を頂き、約80億円でスタートすることができました。誰もが、少額から未上場株の間接的なオーナーとなれる『未上場投資の民主化』を実現するファンドです。未上場で投資をして、上場後もできるだけ売らずに持つという投資のあり方が『クロスオーバー投資』です。なるべく早い時期に未上場企業に投資し、お客様、未上場企業、上場企業の架け橋になるよう、私の人生をかけて全力を尽くして運用してまいります」とコメントした。
クロスオーバー投資とは、未上場の段階から上場後まで継続して新興企業の株式に投資する運用手法だ。レイターステージの未上場企業に安定した長期資金を投入することで、企業の成長が伸び悩む「死の谷」の解消を目指す。また、個人投資家に新たな投資商品の選択肢を提供する。このファンドは少額投資非課税制度(NISA)の成長投資枠対象ファンドだ。
投資信託協会が2月に規則を改正し、公募投信に未上場株の組み入れを可能にしたことで、未上場株に投資するファンドの新規設定が広がり始めている。