4月末の投信残高、6カ月連続で過去最高=個人資金の流入続く-投信協会
2021年05月19日 07時34分
公募投信の純資産総額等の推移(クリックで表示)
投資信託協会がまとめた4月末の公募投信の純資産総額は、前月比0.5%増の151兆7699億円となり、6カ月連続で過去最高を更新した。資金動向を見ると、月間の純資金流入額は5106億円で、48カ月連続の流入超過となり、過去最長を更新した。個人投資家の資金流入が続いている。
商品分類別に資金動向を見ると、「海外株式型」が17カ月連続で、「内外株式型」が10カ月連続で、それぞれ流入超過になった。イノベーション(技術革新)やカーボンニュートラル(温室効果ガスの排出ゼロ)などをテーマにしたファンドが人気だという。
市倉直幸・統計情報部長は「ファンドのパフォーマンスや手数料、商品性を十分に理解した上で購入し、その後も基準価格の動向に左右されることなく、長期にわたって保有し続けることが重要だ」とアドバイスしている。(了)