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新NISA利用率、46.4%に上昇=利用しない人と二極化進む-400F「オカネコ」調べ

2024年04月19日 08時00分

(出所)400F「オカネコ 新NISAの利用意向調査(2024年4月)」(出所)400F「オカネコ 新NISAの利用意向調査(2024年4月)」(クリックで表示)

 国内最大級の家計診断・相談サービス「オカネコ」を運営する400F(本社東京、中村仁社長)は、「オカネコ 新NISAの利用意向調査(2024年4月)」をまとめた。この中で「新NISA(少額投資非課税制度)を利用しているか」を尋ねたところ、利用者は46.4%で前回の1月調査(37.8%)より8.6ポイント増加した。調査は4月4日~7日に、全国の「オカネコ」ユーザー1294人に実施した。

そのほかの回答を見ると、「利用を検討している」と回答した人が8.2%と前回調査(20.0%)から半減しており、検討中だった人が実際に行動に踏み出したことが利用率上昇の要因になったことがうかがえた。

 ただ、「利用していない」人は45.4%と前回調査(42.2%)と大きく変わっていないことから、同社では「新NISAの利用意向については二極化していることがうかがえる」と分析している。

◆毎月の積立平均額は5万8628円

(出所)400F「オカネコ 新NISAの利用意向調査(2024年4月)」(出所)400F「オカネコ 新NISAの利用意向調査(2024年4月)」(クリックで表示)

 新NISAを利用している人に毎月の積立額を尋ねたところ、「9万円以上~10万円未満」が最も多く36.2%を占めた。毎月の積立平均額は5万8628円だった。

◆手続きや情報面でのサポートが重要

 「新NISAを利用していない」と回答した人にその理由を尋ねたところ、26.7%で「新NISAを利用するまでの手続きが面倒・億劫だから」「これまでのNISA制度での投資分で十分だと感じているから」「新NISAの制度が自分に合っていないと感じるから」という三つの回答が同率で並んだ。自分に合っていない理由については、「年齢的に長期投資に適さない」といった回答が多かったという。

 同社では「引き続き手続きや情報面でのサポート不足により、投資を行動に移すことができないことが分かった」と分析している。

(出所)400F「オカネコ 新NISAの利用意向調査(2024年4月)」(出所)400F「オカネコ 新NISAの利用意向調査(2024年4月)」(クリックで表示)


◆400Fとオカネコ

 400Fは、「お金の問題を出会いで解決する」を理念に、2017年11月に設立された。証券・保険・銀行等に関するさまざまな悩みをワンストップで無料相談できる国内最大級のプラットフォーム「オカネコ」を運営している。

 「オカネコ」は、スマートフォンから居住地や年齢、年収、家族構成などの質問に答えるだけで、同地域・同年代の人と比較し、ユーザーの家計状況を診断する。その後、診断結果をもとにFP(ファイナンシャルプランナー)やIFA(金融商品仲介業者)等のお金のプロからアドバイスコメントが届き、ユーザーがチャットで気軽に相談することができる。

 

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