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サステナブル・ESG投資、企業年金の26%が実施=アセットマネジメントOne・みずほ信託銀行が調査

2024年01月24日 13時00分

(出所)アセットマネジメントOne・みずほ信託銀行「サステナブル・ESG投資サーベイ」(出所)アセットマネジメントOne・みずほ信託銀行「サステナブル・ESG投資サーベイ」(クリックで表示)

 アセットマネジメントOneとみずほ信託銀行の調査によると、持続可能性や環境等に配慮した「サステナブル・ESG投資」を実施している企業年金や学校法人は、全体の26%にとどまることが分かった。

 一方で、企業年金の母体企業や学校法人の本業では、76%がサステナビリティやESGを考慮した活動に取り組んでいると回答していることから、「本業での取り組みを資産運用に反映させている割合は、いまだ少数といえる」と分析している。調査は昨年8~9月、約400基金(法人)に実施した。

◆課題は「定量的な評価方法の確立」

 調査の中で、サステナブル・ESG投資を行う上でボトルネック(課題・障害)になっていることを尋ねたところ、「投資の評価」とする回答が42%でトップだった。「投資結果に係る定量的な評価方法の確立」や「サステナブル・ESGスコアなどの外部機関からの評価」が必要だという。2位は「投資のパフォーマンス特性に係る理解」が30%を占めた。

◆採用理由は「中長期的な観点でプラス収益・リスク抑制に貢献」

 一方、サステナブル・ESG投資を採用している75基金(法人)に、その理由を尋ねたところ、トップは「中長期的な観点でプラスの収益やリスクの抑制に貢献するから」(32%)だった。次いで「投資スタイルの分散に貢献するから」(25%)、「同じリターン水準であれば社会貢献度が高い方が良いから」(20%)の順番だった。

【ニュースリリース】「サステナブル・ESGサーベイ」発表のお知らせ=アセットマネジメントOne
https://www.am-one.co.jp/pdf/news/342/240123_AMOne_newsrelease.pdf

 

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