「eMAXIS Slim S&P500」、残高3兆円を突破=ファンミーティングで投資家と直接対話-三菱UFJアセットマネジメント
2023年12月21日 14時00分
(出所)時事通信社作成(クリックで表示)
三菱UFJアセットマネジメントが運用する「eMAXIS Slim S&P500」の純資産総額が20日、3兆0230億円となり、初めて3兆円を突破した。公募投信(除くETF)で純資産総額トップ。2018年7月の設定から約5年5カ月で達成した。
「eMAXIS Slim」は、業界最低水準の運用コストを将来にわたって目指し続けるインデックスファンド・シリーズだ。2番目に規模の大きい「eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)」は同日、純資産総額が1兆7987億円となり、2兆円突破が視野に入ってきた。
シリーズ全体の純資産総額は6兆4527億円(20日時点)に拡大しており、これらのファンドを使って、「つみたてNISA(少額投資非課税制度)」などで投資家デビューする人が増えている。
三菱UFJアセットマネジメントはこの日、第3回の「eMAXIS オンライン ファン ミーティング」を開催した。約90人のリアル参加の応募者の中から抽選で選ばれた11人が会場で、約500人がオンラインで、それぞれ参加した。
ミーティングでは、横川直社長や代田秀雄常務、eMAXIS Slimの運用・運営を担当する若手・中堅社員らが「お客さまから入金された資金がどのように運用されているか」や「純資産の規模を生かした効率的な運用方法」等について、説明した。また、来年1月にスタートする新しいNISAのポイントを解説、投資家の疑問に答え、活用方法について意見交換した。