三菱UFJ国際、交付目論見書に「総経費率」を掲載
2023年01月25日 08時00分
三菱UFJ国際投信は、投資信託協会が定めた実施期間に先駆け、1月11日に更新した「三菱UFJ Jリートオープン(毎月決算型/3ヵ月決算型/年1回決算型)」の交付目論見書に「総経費率」の掲載を行った。総経費率とは、運用会社や販売会社が受け取る「信託報酬」に、保管費用や監査費用などを加えた費用を年率で表示したもので、現在は、運用報告書に記載されている。このデータを交付目論見書にも載せることで、投資家はファンドを購入する前に詳細なコスト比較がしやすくなる。
投資信託協会は一昨年、金融庁が「資産運用業高度化プログレスレポート2021」で「顧客にとって費用構造が分かりやすいものになるよう、費用の透明化が求められる」と提言したことを受け、「交付目論見書の作成に関する規則に関する細則」の一部を改訂し、2024年4月からの実施とした。運用会社各社は2024年4月からの同細則の実施に向け、準備を進めている。
(出所)交付目論見書「三菱UFJJリートオープン(3ヵ月決算型)」の9ページ(クリックで表示)