ファンド数は5888本=5年連続で減少-22年の投信市場
2023年01月18日 13時15分
(出所:投資信託の主要統計<12月> 8ページ)(クリックで表示)
投資信託協会がまとめた「投資信託の主要統計(12月)」で、2022年の投信市場の動向を振り返った。それによると、契約型公募投信の運用中のファンド本数は、前年より35本減少して5888本になった。新規設定本数が289本で、償還本数(324本)を下回った。契約型公募投信の本数は5年連続で減少した。
◆バランス型、海外株式型に、資金の純流入が継続
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公募株式投資について、主要商品分類別に年間の資金増減額を見ると、バランス型では1.5兆円(前年は1兆円)、海外株式型では3.8兆円(同4.2兆円)と高水準の純流入が継続した。
◆証券シエア6割、銀行4割-販売業態別シエア
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公募株式投信(除くETF)について、販売業態別の純資産残高を見ると、証券会社が48兆7548億円で、市場シエアは58.3%(前年は59.0%)だった。銀行などの登録金融機関は33兆7309億円で、市場シエアは40.4%(同39.7%)だった。
◆手数料は低下傾向
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公募型株式投信(追加型)の年末の運用管理費用(信託報酬)を見ると、インデックス型で0.38%(前年末は0.40%)、アクティブ型で1.14%(同1.15%)と低下した。販売手数料も低下している。
◆個人金融資産に占める投資信託の比率は4.29%
(出所:同22ページ)(クリックで表示)
日銀が発表した資金循環統計によると、日本の個人金融資産に占める投資信託の比率は、9月末時点で4.29%と、6月末と横ばいだった。
【投資信託協会】投資信託の主要統計等ファクトブック
https://www.toushin.or.jp/statistics/factbook/index.html