1月末のMAB-FPI総合、プラス1.51%=3カ月連続で最高値
2021年02月04日 14時21分
MAB-FPI総合の推移(クリックで表示)
投信評価会社の三菱アセット・ブレインズがまとめた1月末の投信指数「MAB-FPI総合」は、前月比219ポイント(1.51%)高の1万4734ポイントとなり、3カ月連続で月末ベースの最高値を更新した。
この指数は、公募追加型株式投信(上場投信を除く)を対象に1997年3月末を1万ポイントとして、同社が毎日算出しており、1月25日には1万4897ポイントまで上昇した。
資産クラス別に騰落率を見ると、エマージング株式がプラス4.44%、国内REIT(不動産投信)がプラス3.45%、外国株式(先進国)がプラス2.78%など九つのカテゴリーが上昇する一方、エマージング債券がマイナス0.83%、国内債券がマイナス0.19%と下落した。
一方、設定から解約を差し引いたネットの資金動向は、プラス5706億円と、前月に続いて大幅な流入超になったもようだ。資産クラス別に見ると、外国株式(先進国)がプラス6616億円、エマージング株式がプラス235億円、国内REIT(不動産投信)がプラス221億円と、それぞれ純流入になる一方、外国債券(先進国)はマイナス483億円、国内債券はマイナス298億円、国内株式がマイナス264億円と、それぞれ純流出になった。
調査対象としたファンドの純資産総額は前月末より1兆3252億円増加して、70兆7928億円になった。この指数は、日銀や機関投資家が多く保有する上場投信を含まないため、個人投資家の資産状況を把握しやすい。(了)