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ウェルスナビ、黒字幅が拡大=預かり資産、運用者数とも増加-12月期第3四半期決算

2022年11月16日 09時00分

(出所) ウェルスナビ 決算説明会資料3ページより(出所) ウェルスナビ 決算説明会資料3ページより(クリックで表示)

 ロボットアドバイザー最大手のウェルスナビが発表した2022年12月期の第3四半期(7-9月)決算は、売上高に当たる営業収益が前年同期比36.5%増の17億1400万円だった。営業損益は1億500万円の黒字となり、黒字幅は第2四半期の6400万円を上回った。

 株式市場も為替相場も変動の大きい厳しい市場環境が続いているが、9月末の預かり資産は前年同期比26.4%増の6937億円に、運用者数は同16.2%増の35.2万人に、それぞれ増加した。決算を1-9月で見ると、営業収益が前年同期比49.7%増の48億700万円、営業損益は1億3500万円の黒字になった。

柴山和久社長

 柴山和久社長は、事業の状況について「当社は、投資一任のロボットアドバイザーを利用した積立投資で、働く世代の豊かな老後に向けた中長期的な資産形成をサポートしている。運用者の86%を20~50代の働く世代が占め、平均の月次解約率は1%を下回っている。また、10年以上の利用意向を持つ方が64%に達している」と説明した。

 ただ、新規顧客の獲得については「相場のボラティリティが大きいことと、急速に円安が進んだことで、『相場が落ち着くまで口座開設を待ちたい』とする人が一部に出ており、増加ペースがやや鈍化している」と指摘した。

 通期の業績見通しは、営業収益を前期比40.6%増の65億3600万円、営業損益を4500万円の黒字と予想した。SBI証券とSBIネオモバイルとの業務提携を11月4日に解消した。これら2社を通じてサービスを提供してきた顧客と預かり資産は、ウェルスナビのダイレクト事業が引き継いだことから、営業収益の見通しに変更はない。

 一方、営業損益は、2社に対するレベニューシエアの支払いがなくなるため、期初に発表した見通しを9月に上方修正している。「2社のお客さまについては、一部に解約された方もいるが、今後も安心して利用を継続していただけるように『長期割』の適用などサポートを進めていく」(柴山社長)と話した。

【ウェルスナビ】決算説明会資料
https://corp.wealthnavi.com/ir/library/presentation

 

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