10月末のMAB-FPI総合、プラス4.75%=2カ月ぶりに増加
2022年11月07日 10時00分
投信評価会社の三菱アセット・ブレインズがまとめた10月末の投信指数「MAB-FPI総合」は、前月比714ポイント(4.75%)高の1万5740ポイントとなり、2カ月ぶり増加した。この指数は、公募追加型株式投信(上場投信を除く)を対象に、1997年3月末を1万ポイントとして、同社が毎日算出している。
11の資産クラス別に騰落率を見ると、外国株式(先進国)がプラス7.54%、外国REITがプラス6.58%、国内株式がプラス4.92%など10のカテゴリーが上昇した。一方、国内債券がマイナス0.18%となり、1カテゴリーだけ下落した。
設定から解約を差し引いたネットの資金動向は、プラス6111億円と23カ月連続で純流入になったもようだ。資産クラス別に見ると、外国株式(先進国)がプラス3806億円、複合資産がプラス1088億円など九つのカテゴリーが流入超になった。一方、外国債券がマイナス296億円、エマージング債券がマイナス101億円と二つのカテゴリーが流出超だった。
調査対象としたファンドの純資産総額は前月末より4兆3874億円増加して、86兆7505億円になった。この指数は、日銀や機関投資家が多く保有する上場投信を含まないため、個人投資家の資産動向を把握しやすい。
【参考】三菱アセット・ブレインズ
https://www.mab.jp/