不用品を投資資金に=「投資に興味」が3割-楽天ラクマと楽天証券が共同セミナー
2022年08月30日 14時00分
投資への「興味」は?(クリックで表示)
楽天グループのフリマアプリ「楽天ラクマ」と楽天証券は、合同でオンラインセミナー「はじめての『資産づくり教室』」を開催した。フリマアプリの利用者を対象にアンケートを実施したところ、投資未経験者のうち「投資に対する興味がある」とする回答が約3割に上昇した。ただ、投資経験者は15%程度にとどまっている。
この日のセミナーでは、投資の基本知識のほか、楽天銀行の口座と楽天証券の口座を連携させる「マネーブリッジ」や、電子マネー「楽天キャッシュ」を使った便利な投資方法を解説した。
投資への「実施経験」と「興味」(クリックで表示)
楽天ラクマが利用者に実施したアンケートによると、「投資に興味がある」とする回答は29.0%で前回調査(20年、25.2%)を上回った。調査は6月に約5000人超に実施した。
調査によると「投資経験がある人」は15.7%(前回調査は11.6%)に上昇した。このうち、ラクマの売上金を投資に使っている人は、「投資経験がある人」の3.4%を占めることが分かった。
楽天ラクマ広報の永里元気アシスタントマネージャーは「投資への関心は年々高まっているものの、ラクマ利用者の8割強が投資未経験者だ」と指摘。「興味があっても投資をしていない理由を尋ねたところ、『必要な知識がない』『リスクが分からない』『難しそう』といった回答が上位を占めている。セミナーを通して投資を始める準備をお手伝いしたい」と話した。
この日のセミナーに参加した女性は「不用品がほかの人の役に立ち、さらに自分のこずかいや投資資金になることに、うれしさやわくわく感がある」と話していた。
世代別の投資への「興味」は?(クリックで表示)