来春、ロボアド型の投資一任サービスをスタート=フィデリティ投信・ヤング社長
2020年12月11日 10時18分
フィデリティ投信のデレック・ヤング社長は、来年春にロボット・アドバイザー型の投資一任サービスを始めることを明らかにした。グループ会社のフィデリティ証券がファンドラップ・サービスを運用し、同証券のほか、全国の銀行・証券会社を通じて提供することを目指す。フィデリティ投信は10本の専用ファンドを12月15日に設定する予定だ。
このサービスでは、ロボットとコールセンターを通じて、コンピュータと人間がハイブリッドでアドバイスを提供する。また、手数料も競争力のある水準に設定する考えだ。
ヤング社長は「お客さまに安心して投資をしてもらうには、ファイナンシャル・アドバイスを通じて『適切な投資をしているか』を確認してもらうことが大切だ」と指摘した。さらに、適切なアドバイスに基づいて、日本企業への投資が拡大すれば「日本企業の雇用を促進し、海外から日本へ資金を呼び込む材料になることが期待される」と述べた。(了)