世界の年金資産、過去最大の56兆ドル=10年間で倍増、DCが過半を占める-WTWまとめ
2022年03月29日 09時01分
インベストメント部門代表の木村倫啓氏
米国の大手コンサルティング会社のWTW(ウイリス・タワーズ・ワトソン)がまとめた「グローバル年金資産調査」によると、主要22カ国・地域の年金資産は、2021年末に56.6兆ドルとなり、過去最大を更新した。特に、確定拠出年金(DC)が力強い成長を見せており、資産全体の54%に達しているという。
同社日本法人のインベストメント部門代表の木村倫啓氏は、年金運用の今後の課題について「金融政策の転換など、過去数年間市場に高いリターンをもたらしてきた背景も変化している。変化する市場と経済環境に適応し、かつ、長期的で壮大な目標を達成していくために、多くのアセットオーナーにおいて、より充実したガバナンスや投資の実行体制が求められている」と分析している。
また、同社シニア・ディレクターのマリサ・ホール氏は「世界のほとんどの年金市場においてDC年金が将来的に主流になると思われ、情報へのアクセスの容易さやオープンな投資決定に対して、加入者の要求は高まっている」と指摘している。
シニア・ディレクターのマリサ・ホール氏