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「長期的リターン」も「課題解決」も=ESG投資へ期待広がる=お金のデザインがアンケート

2022年02月04日 09時00分

 ロボットアドバイザー「THEO[テオ]」を運営するお金のデザイン(本社東京、山辺僚一社長)が、ユーザーに実施したアンケート調査で「ESG投資に期待すること」を尋ねたところ、「長期的により高いリターンを得たい」が58.2%で首位だった。次いで「ESG投資を行うことにより実際に環境や社会が良くなってほしい」(53.7%)、「ESG投資を行うことでどのように社会貢献できているかを実感したい」(51.0%)が上位となり、同じように高い期待を集めた。

青木久乃・事業開発部プロダクトヘッド

 アンケートを集計した青木久乃・事業開発部プロダクトヘッドは「回答者の4割が『ESG投資に興味がある』と答えており、『興味がない』と回答した人は1割にとどまった」と指摘。「年代別に分析すると、デジタル社会の成長とともに育ってきた若年層が、ESGに敏感に反応していることが分かった」と述べた。この調査は今年1月、THEOの利用者を対象に実施し、4250人から回答を得た。

 同社は、ESGを重視した運用を行うロボアド「THEOグリーン」と公募投信「お金のデザイン・グローバル・ソーシャル・デベロップメント・ファンド(愛称:地球貢献)」を展開している。

 「THEOグリーン」は昨年9月、「THEO」の新しい機能として追加した。従来の枠組みである経済的リターンと同時に社会的リターンも追及する。「THEO」からクリック一つで切り替えることができ、ポートフォリオの一部がESG関連のETFに変更される。利用者は約1万1000人と、「THEO」利用者の1割程度を占めている。

 また、昨年11月から運用を開始した「お金のデザイン・グローバル・ソーシャル・デベロップメント・ファンド」は、ESGを重視した上場投信(ETF)に投資するファンドで、環境や労働、ヘルスケアの16のテーマに均等に分散投資する。純資産総額は1月末時点で201億円に拡大している。

 

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