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1月末のMAB-FPI総合、マイナス7.32%=コロナショック以降で最大の下げ

2022年02月04日 09時01分

 

 投信評価会社の三菱アセット・ブレインズがまとめた1月末の投信指数「MAB-FPI総合」は、前月比1226ポイント(7.32%)安の1万5528ポイントと、2020年3月のコロナショック時(マイナス11.67%)以降で最大の下落になった。

 この指数は、公募追加型株式投信(上場投信を除く)を対象に、1997年3月末を1万ポイントとして、同社が毎日算出している。

 11の資産クラス別に騰落率を見ると、海外株式(先進国)がマイナス11.71%、国内株式がマイナス7.49%、外国REIT(不動産投信)がマイナス7.01%など、全てのカテゴリーで下落した。

 設定から解約を差し引いたネットの資金動向は、プラス9187億円と14カ月連続で大幅な純流入になったもようだ。資産クラス別に見ると、外国株式(先進国)がプラス4485億円、複合資産がプラス2974億円など六つのカテゴリーで流入超になった。一方、国内債券がマイナス332億円、エマージング(新興国)株式がマイナス265億円など、五つのカテゴリーで流出超だった。

 調査対象としたファンドの純資産総額は前月末より5兆6978億円減少して、81兆2184億円になった。この指数は、日銀や機関投資家が多く保有する上場投信を含まないため、個人投資家の資産動向を把握しやすい。

【参考】三菱アセット・ブレインズ
https://www.mab.jp/

 

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