「資産運用業フォーラム」を開催＝持続可能な社会へ大きな役割－投信協と投資顧問協

2022年02月02日 13時00分

特設サイト（https://ambforum.jp/）より

　投資信託協会（松谷博司会長）と日本投資顧問業協会（大場昭義会長）はこのほど「資産運用業フォーラム」を開催した。中島淳一金融庁長官が「資産運用業の高度化に向けて」と題して基調講演を行い、「資産運用業界が、国民の安定的な資産形成とともに日本・世界における『脱炭素化』ひいては『持続可能な社会』の構築に向けて、大きな役割を果たしていくことを期待している」と述べた。

　フォーラムでは、「『資産運用業宣言2020』の定着に向けてアセットオーナーが資産運用会社に期待すること」「スチュワードシップ活動における実効性ある対話（エンゲージメント）の定着に向けて」「社長！投資信託って何ですか？」「ＥＳＧで資産と社会の未来を創る」という四つのテーマについて、運用会社各社の会長や社長、上場企業経営者、年金基金の運用責任者らが、パネルディスカッションや対談を行った。

　フォーラムの最後に投資信託協会の松谷会長があいさつし、昨年５月に公表した報告書「２０４１年、資産形成をすべての人に」と、そこに盛り込んだ五つの数値目標「つみけん Ｔａｒｇｅｔｓ ２０４１」を紹介した。その上で、「一般の人々が今の生活を大事にしながら、リスクもコントロールした上で資産形成を行うには、かなり長い時間を必要とする」と指摘、「できる限り早く、多くの方々が実際の行動に移し、まずは始めていただくことが極めて大切になっている」と強調した。

　フォーラムの模様は、特設サイト（https://ambforum.jp/）から無料で視聴できる。