12月末のMAB-FPI総合、プラス1.69%=2カ月ぶりに上昇
2022年01月06日 11時00分
投信評価会社の三菱アセット・ブレインズがまとめた12月末の投信指数「MAB-FPI総合」は、前月比279ポイント(1.69%)高の1万6754ポイントと、2カ月ぶりに上昇した。この指数は、公募追加型株式投信(上場投信を除く)を対象に、1997年3月末を1万ポイントとして、同社が毎日算出している。
11の資産クラス別に騰落率を見ると、海外REIT(不動産投信)がプラス6.39%、国内REITがプラス3.23%、ハイイールド債券がプラス2.64%など10のカテゴリーで上昇した。一方、国内債券はマイナス0.13%だった。
設定から解約を差し引いたネットの資金動向は、プラス1兆2655億円と13カ月連続で大幅な純流入になったもようだ。資産クラス別に見ると、外国株式(先進国)がプラス1兆0160億円、国内債券がプラス1109億円、複合資産がプラス955億円など六つのカテゴリーで流入超になった。一方、エマージング(新興国)株式がマイナス291億円、エマージング債券がマイナス189億円など五つのカテゴリーで流出超だった。
調査対象としたファンドの純資産総額は前月末より2兆4636億円増加して、86兆9162億円になった。この指数は、日銀や機関投資家が多く保有する上場投信を含まないため、個人投資家の資産動向を把握しやすい。
【参考】三菱アセット・ブレインズ
https://www.mab.jp/