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日本株にチャンス=「ROE改善」「デフレ脱却」が日本固有のドライバーに-アムンディ株式運用部門CIOのグラビン氏

2026年06月25日 11時20分

(バリー・グラビン氏)(バリー・グラビン氏)

 欧州の大手運用会社アムンディの株式運用部門CIOのバリー・グラビン氏が来日し、日本およびグローバル株式市場の動向について語った。この中で日本株について、「ROE(自己資本利益率)の改善や日本経済のデフレ脱却など、日本固有のドライバーを持っており、魅力的な銘柄が潤沢にある」と述べた。主な発言は以下の通り。

 日本株式にはチャンスがある。1点目は、日本の株式市場のROEが他の主要市場より低い水準にあることだ。事業と関係のない不動産や株式を売却し、キャッシュを株主に還元することで、ROEが改善、PBR(株価純資産倍率)が上昇、株価が上がるだろう。10年前から対策を講じており、ゆっくりと改善が見られる。日本企業のROEが、欧米と肩を並べる水準に改善しない理由は見受けられない。

 2点目は、日本経済が40年にわたるデフレを脱却してきたことだ。日本経済が正常化することで、より高い名目GDP(国内総生産)を実現し、より高い企業収益の伸びをもたらすだろう。日本企業の税引き後純利益は引き続き伸びていくと見ている。その一部を配当や自社株買いにより、株主に還元することを期待している。

 日本株式の成長期待は、日本企業固有の成長要因に支えられており、他市場との連動性が低いことから、グローバル投資家にとって分散投資先として重要な役割を果たしている。このため、グローバル投資家は総じて日本へ資金を振り向けていると考えられる。

 東証株価指数(TOPIX)のPERは17倍程度、米国市場の22倍と比べて相対的に魅力がある。また、日本の株式市場には、ボトムアップで投資妙味のある企業が潤沢にある。

 

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