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東証市場再編

用語説明
2021年05月10日 09時00分
EPA=時事
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 東京証券取引所の市場区分を見直す改革。企業規模などに応じて「市場第1部」「市場第2部」「マザーズ」「ジャスダック」の4つに分かれている区分を、最上位の「プライム」、中堅企業向けの「スタンダード」、新興企業を対象とする「グロース」(いずれも仮称)の3市場に再編成する。実施時期は2022年4月。1部上場の全銘柄が対象の東証株価指数(TOPIX)も市場再編に合わせ新指数に切り替える。

 現行の市場区分は、それぞれの市場の特性があいまいな点が問題視され、特に2部やマザーズ、ジャスダックは位置づけが重複している。東証や金融庁は、東京株式市場の魅力を高めようと、市場区分の見直しを進めてきた。

 2021年4月末現在、1部に上場する企業は2191社。「プライム」は証券市場で実際に取引される株式の時価総額などの基準を厳しくするため、約700社が新基準を満たさないとの指摘もある。しかし、東証は混乱回避のための経過措置を設け、企業が希望すれば当面はプライム市場への残留を認める方針だ。