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ペロブスカイト太陽電池

用語説明
2024年12月26日 17時30分
AFP時事
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 ペロブスカイトと呼ばれる結晶構造を持つ材料を用いた次世代型太陽電池。日本発の技術で、薄くて軽く、柔軟なため、建物の壁やガラスなど場所を選ばず設置できる。主原料のヨウ素は日本で産出され、安定調達の利点もある。積水化学工業が2025年の事業化を表明している。

 日本はかつて、従来の太陽光パネルで5割の世界シェアを占めたが、中国製に押され、現在は1%に満たない。ペロブスカイト電池は中国や欧州で量産の動きがあり、日本は40年に原発20基分に相当する20ギガワットの発電能力目標を掲げている。