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テスラ「インド工場」、低価格化へ

Tesla May Be Going to India. It’s a Step Toward Lower-Cost EVs.

ウェッドブッシュ「主要な戦略的市場」

経験を他の工場やモデルで応用

Patrick T. Fallon /AFP via Getty Images

テスラ<TSLA>が次の工場建設地としてインドを選定したかもしれない。同社が目標とする低価格の電気自動車(EV)製造に向けた大きな一歩になる可能性がある。

タイムズ・オブ・インディア紙によると、同国南部カルナカタ州のイェデュラッパ首相はテスラが進出しつつあると語った。テスラから直ちにコメントは取れなかった。

自動車の大半は製造された場所で販売されている。ウェッドブッシュのアナリスト、ダン・アイブズ氏は最近の調査レポートで「テスラにとってインドはもう一つの主要な戦略的市場であり、2026年までには世界全体の売り上げの5%(以上)を占める可能性がある」と書いた。同氏はテスラの投資判断を「ホールド」、目標株価を950ドルとしている。

インドにおける生産が意味するものは、同国内の販売拡大の可能性だけにとどまらない。インドの新車の多くは約80万ルピー(約1万ドル)で売られているが、これは米国の平均的な新車価格の約3分の1、装備が充実したテスラの「モデル3」の価格の4分の1か5分の1だ。

テスラはEV生産のコストを下げ、ガソリン車と同じ価格にすることを目指している。最高経営責任者(CEO)のイーロン・マスク氏は先のバッテリー技術の日に「長期的には2万5000ドルのEVを設計・製造できると確信している」「これは創業時から常にわれわれの夢であり、低価格のEVを作ることを常に目標にしている」と述べた。

インドへの進出は大きな節目になる。インドで製造した自動車はテスラにとって世界で最も低価格になる見込みで、また同国での製造を通じて得られた教訓は最終的に他の工場やモデルに応用されるかもしれない。

2023年終盤に新しい低価格車?

テスラがあるモデルを発表してから販売を開始するまでには通常約3年かかる。製造施設は約1年で建設している。これらを総合すると、新しい低価格のテスラ車は早ければ2023年終盤にインドで登場するかもしれない。

これはもちろん推測だ。テスラ株は「インド工場」の報道にそれほど反応していない。16日早い段階では約0.5%安。これに対しダウ工業株30種平均、S&P500指数はいずれも約0.3%高。

投資家はテスラの自動車販売台数は増え、生産コストは低下すると期待している。インドのニュースはそのシナリオの新たなチャプターだ。

 

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