サンプル(過去記事より)
2019/12/16 12:41
年初来上昇率、0.1%にしぼむ
EPA時事
業績やガイダンスが期待外れだったエクスペディア<EXPE>やワークデイ<WDAY>の株価は年初来の上伸分をすべて失い、ほぼ横ばいの水準にあるが、両社の役員が最近、自社株を購入したことが明らかになった。
エクスペディアは今年、一時20%超上げたが、11月に利払い・税引き・償却前利益(EBITDA)のガイダンスを下方修正。株価は下げ、13日終値ベースでは年初来上昇率は0.1%。
12月に入り、トップ2人が解任された後、バリー・ディラー会長が自社買いを発表。米証券取引委員会(SEC)への報告によると、副会長のピーター・カーン氏も6日に2万3070株を250万ドルで購入した。1株当たりの平均価格は108.33ドル。
投資家がガイダンス嫌気
ワークデイ株は7月に年初来の上昇率が35%に達した。本誌ではバリュエーションがバブルを形成しつつある企業群の一角とみなしていた。先週13日の終値は159.46ドルと、年初来では0.1%安。同社株は12月3日の取引終了後に発表したガイダンスが投資家に嫌気され、4日には5%下げた。
2016年から同社役員のリー・J・スティーズリンガー氏は自らが管理する有限責任会社を通じて、1万株を160万ドルで購入した。公開の市場での購入は今回が初めて。平均価格は165.54ドル。同氏は、電力や通信会社向けの製品やサービスを供給するアルテックの会長兼最高経営責任者(CEO)。