サンプル(過去記事より)

ネットフリックスの世界成長に注目を

Netflix Stock Is Still Rallying. Buy It for International Growth, Analyst Says

株価は5日続伸、10%上昇

ピボタル、目標価格引き上げ

AFP時事

ネットフリックス<NFLX>株は19日、5営業日続伸し、この間の上昇率は10%を超えた。同社が今週公表した米国外の業況が材料視された。

19日は3%超上昇。ピボタル・リサーチのアナリスト、ジェフリー・ウロダルチャク氏が、ネットフリックスの海外事業成長見通しを理由に「買い」評価を確認するとともに、目標株価を400ドルから425ドルに引き上げたことが支援した。

同氏は調査ノートで「海外事業についてさらに詳細が明らかになり、われわれは自らの予想に確信を強めた」と書いた。第4四半期のネットフリックスのサブスクライバーは、米国内で60万の純増(同社のガイダンスと同水準)、海外では800万の純増と、ガイダンスを100万上回ると予想した。

また、ネットフリックス株は、ウォルト・ディズニー<DIS>の動画サービス「ディズニー+(プラス)」の開始を前に「懸念の壁」を登ってきたものの、同サービスはネットフリックスを補完するものであり、脅威ではないと指摘。有料テレビの損失を増やすだけで、ネットフリックスにとっては利益になると分析した。

ディズニー+のサブスクライバー数が当初高水準なのは、多くの消費者が無料でアクセスできるためだとした上で、利用は低調で、「オリジナルのコンテンツ不足を考慮すると意外ではない」と述べた。ディズニー+は13歳未満の子どものいる家庭が狙いのようで、「ネットフリックスに大打撃を与えないことは確か」とみている。

いずれディズニーとの競争に

ウロダルチャク氏は、ネットフリックスのサブスクライバーが2020年に米国内では200万増え、海外では2700万増と予想。「世界的な成長シナリオの重要性」を強調した。

サブスクリプション制の動画サービス市場はいずれ、ネットフリックス、ディズニーの競争になり、アマゾン・ドット・コム<AMZN>はその周縁部に位置することになろうと述べた。AT&T<T>の経営陣は、ケーブルテレビ局のHBOを長期的に競合できるようにするに十分な出費を望んではいないようだと分析した。

大負けするのは「料金値上げや大量の広告に依存するとともに、有料テレビの弱さを補う他の事業を持たない伝統的な有料テレビだ」と断じた。