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フィデリティ、2030年「ネットゼロ運用会社」目指す=自社目標を10年前倒し

2021年08月02日 15時30分

アン・リチャーズ氏

 大手運用会社のフィデリティ・インターナショナルは、同社グループ全体の温室効果ガス排出量をネットゼロとする自社目標を10年前倒し、2030年までに実現することを目指すと発表した。オフィスのエネルギー効率の改善や、環境に配慮した出張の実施、再生可能エネルギーの活用などを推進する。

 同社最高経営責任者(CEO)のアン・リチャーズ氏は、「新型コロナウィルスの感染拡大という制約の中でも、戦略を着実に遂行し、さらに高い目標を設定し、想像をはるかに超える成果を成し遂げられることを学んだ」と指摘。「温室効果ガス排出の削減でより高い目標を設定するとともに、職場におけるダイバーシティ(多様性)やインクルージョン(一体性)についても、さまざまな取り組みを加速させている」と話している。

 同社は、議決権行使やエンゲージメント(企業との建設的な対話)などを通じて、投資先企業の温室効果ガス排出量を2050年までにネットゼロにするコミットメントを推進している。

Corporate Sustanability Report 2021
 

 

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