令和婚夫婦、過半数が「家計に不安」=「プロに気軽に相談する文化」の醸成が急務-400F「オカネコ」調べ
2025年02月20日 13時00分

国内最大級の家計診断・相談サービス「オカネコ」を運営する400F(本社東京、中村仁社長)は、「オカネコ 結婚に関する意識調査」をまとめた。調査は、2月上旬に全国のオカネコユーザー530人に実施した。
この中で「結婚を計画するにあたり、家計状況に不安はありますか/ありましたか」と尋ねたところ、令和婚夫婦では「不安がある/あった」が53.5%と半数を超えた。平成婚夫婦(39.6%)や、昭和婚夫婦(40.0%)を大きく上回った。
◆収入重視の傾向、時代ごとに上昇


また、「結婚相手を選ぶ際に年収を重視します/しましたか」という質問に対しては、「はい」とする回答が、令和婚男性で20.8%、令和婚女性で57.9%となり、どちらも平成婚や昭和婚を上回った。収入重視の傾向は男女とも時代と共に上昇しており、経済的安定の重要度が増している。
400Fは、調査結果について「結婚に伴う家計の不安や、経済的な自立に対する意識の変化が明確に浮き彫りになった」と分析。「特に令和婚夫婦においては、『家計に対する不安』の割合が過半数に達しており、『夫婦間で経済的な負担をどう分担し将来に向けたお金の計画を立てるか』が重要な課題となっている」と指摘した。
その上で、「現代の夫婦が直面する多くの課題に対し、家計の不安を軽減する手助けとして、最近では『オカネコ』をはじめとした家計相談サービスも多く誕生している。『お金のプロに気軽に相談する』という新しい文化の醸成が、急務であるといる」と強調している。
◆令和婚夫婦、「共働き」が86%、「お財布は別々」が73%
働き方は、令和婚夫婦では「共働き」が86.1%と、平成婚夫婦(69.8%)や昭和婚夫婦(44.0%)を上回った。
お金の管理は、「共働き」の人では、「お財布は別々」とする回答が、令和婚夫婦で73.0%、平成婚夫婦で51.1%、昭和婚夫婦で45.5%となった。
働き方やお金の管理のスタンダードが大きく変化していることが分かった。

◆400Fとオカネコ
400Fは、「お金の問題を出会いで解決する」を理念に、2017年11月に設立された。証券・保険・銀行等に関するさまざまな悩みをワンストップで無料相談できる国内最大級のプラットフォーム「オカネコ」を運営している。
「オカネコ」は、スマートフォンから、居住地や年齢、年収、家族構成など約20の質問に答えると、同エリア・同年代・同世帯構成の人と比較した家計診断が受けられる。その後、簡易ライフプランや、FPなどのお金のプロから個別のアドバイスコメントが届くほか、チャットや面談で個別相談も受けられる。匿名・無料で気軽に利用できるオンラインサービスだ。