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PayPay証券、高校で金融教育の授業=お金や投資の基本を学び、PayPayポイント運用で疑似運用体験

2024年12月13日 08時15分

金融教育「PayPay 証券と学ぶ!お金の授業」

 モバイル証券最大手のPayPay証券(本社東京、番所健児社長)は、都立芝商業高校の2年生を対象に、金融教育「PayPay 証券と学ぶ!お金の授業」を行った。

 生徒たちは、支出や収入などの家計の仕組みやライフイベントに備えた貯蓄の必要性などの「お金の基礎知識」や、企業の成長を通じてお金を増やし社会を豊かにする「投資」について学んだ。さらに、キャッシュレス決済サービス「PayPay」上で提供される「PayPayポイント運用」を使って、資産運用を疑似体験した。

 高校生を巡っては、成人年齢が18歳に引き下げられ、自分らしいライフスタイルや人生設計を考える上で、自分で決められることが増える一方、「お金」に対する責任も増しており、正しい知識や向き合い方など、より実践的な金融リテラシーを身に着ける重要性が高まっている。

 授業では、投資詐欺事件を取り上げ、①おいしい話に注意する ②はっきり断る ③悩んだら相談する-と、生徒たちに注意喚起した。

 同校商業科主任教諭の林敏昭先生は、こうした出張授業の重要性について「商業科なのでお金を使って商品やサービスを提供して利益を得ることは授業で学ぶが、投資や資産運用、株式会社の仕組みについて、最前線の方から生の授業を受け、肌感覚で学ぶ機会はとても貴重だ」と評価した。

 さらに、「闇バイトやSNS型投資詐欺が横行するなど、生徒たちを取り巻く環境は厳しさを増している。お金のことを自分事として真剣に向き合うことが、不可欠になっている」(林先生)と述べた。

 

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