「淡々と資産運用を続けようと思った」「相場はいずれ回復する」と6割が回答=8月の相場急落で顧客アンケート-ウェルスナビ
2024年11月12日 08時00分
ロボットアドバイザー最大手のウェルスナビ(本社東京、柴山和久CEO)は、8月5日に日経平均株価が過去最大の下落幅を記録した際の行動について、顧客アンケートを行った。
それによると、「何もせず淡々と資産運用を続けようと思った」(63.7%)、「相場はいずれ回復すると思った」(62.5%)と、冷静に受け止めた人が多かったことが分かった。また、「投資額を増額するチャンスだと思った」(35.1%)と考える人もいた。
「不安にならなかった」(23.8%)とする人がいる一方で、「不安になった」(16.8%)とする回答もあった。「投資額を減らしたい/資産運用をやめたいと思った」(1.7%)、「相場は回復しないと思った」(1.2%)と考える人も見られた。
ウェルスナビでは「新NISA(少額投資非課税制度)が始まってから、『WealthNavi』を始めた人では、投資経験のない方が約半分まで増えている。初めての急落を経験し、動揺した人もいたと思う」と指摘。「長期投資を根付かせるため、『淡々と資産運用を続けることの大切さ』を繰り返し伝えていきたい」と話している。
調査は、10月4~14日に『WealthNavi』の利用者にアンケートを実施、2578人から回答を得た。
ウェルスナビのロボットアドバイザー「WealthNavi」は、スマートフォンなどで簡単な質問に答えると、お客さまそれぞれのリスク許容度に合わせて、コンピューターが自動で資産配分し、株式や債券、不動産など世界50カ国の1万2000銘柄に分散投資してくれる。
新NISA(少額投資非課税制度)にも対応しており、毎月1万円から自動で積み立てられるため、手軽に「長期・積立・分散」を実践するツールとして人気を集めている。6月末時点の利用者数は40.8万人で、預かり資産額は7月4日時点で1.3兆円を突破した。