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新NISA、認知率9割超、利用率約6割に上昇=過半数が「投資意欲高まった」と回答-400F「オカネコ」調べ

2024年10月09日 12時00分

(出所)400F「オカネコ 新NISAの利用意向調査 2024年10月」(出所)400F「オカネコ 新NISAの利用意向調査 2024年10月」(クリックで表示)
(出所)400F「オカネコ 新NISAの利用意向調査 2024年10月」(出所)400F「オカネコ 新NISAの利用意向調査 2024年10月」(クリックで表示)
(出所)400F「オカネコ 新NISAの利用意向調査 2024年10月」(出所)400F「オカネコ 新NISAの利用意向調査 2024年10月」(クリックで表示)

 国内最大級の家計診断・相談サービス「オカネコ」を運営する400F(本社東京、中村仁社長)は、「オカネコ NISAの利用意向調査 2024年10月」をまとめた。それによると、新NISAの認知度は91.5%となり、1月調査に比べて4.9ポイントアップした。また、利用率も58.2%と約6割を占め、1月調査に比べて20.4ポイントアップした。

 この調査は、全国の「オカネコ」ユーザー574人に、10月1日と2日に実施した。1月と4月、7月に次いで4回目になる。

◆NISAが投資意欲を高める

 「NISAの利用開始以降の投資意欲の変化」を尋ねたところ、「投資意欲が高まった」が60.8%と約6割を占めた。その理由は、「投資でより利益を追求したいと思ったから」が64.8%と最も多く、次いで「投資が面白いと思ったから」が47.0%だった。このほか、「投資について自信が出てきたから」(14.2%)、「投資が簡単だと思ったから」(13.2%)とする回答もあった。NISAが、投資意欲にポジティブに影響している。

◆人気の投資先、「日本株」「全世界株」「アメリカ株」が並ぶ

 調査の中で「つみたて投資枠」の積立額を尋ねたところ、「9万円以上~10万円未満」と回答した人が50.3%と最も多かった。毎月の積立金額の平均は、6万3785円だった。

 投資対象を「地域別」「タイプ別」「ETFのタイプ別」で質問したところ、地域別では「日本株」「全世界株」「アメリカ株」がほぼ同率で並んだ。タイプ別では、「成長株」(50.3%)、「高配当株・連続増配株」(46.7%)、「大型株」(35.0%)の順だった。ETFは、「インデックスファンド」が86.8%で、2位以下に大きな差をつけた。

(出所)400F「オカネコ 新NISAの利用意向調査 2024年10月」(出所)400F「オカネコ 新NISAの利用意向調査 2024年10月」(クリックで表示)
(出所)400F(出所)400F


◆「無料オンライン解説セミナー」を開催

 400Fでは、平日に毎日、「無料オンライン解説セミナー」を開催する。NISAの認知度は9割を超えたものの、制度の内容については4人に1人が「把握していない」と回答している。NISA制度を理解し、「自分に合った最適な選択は何か」を、納得感を持って判断できるようにサポートする。

◆400Fとオカネコ

 400Fは、「お金の問題を出会いで解決する」を理念に、2017年11月に設立された。証券・保険・銀行等に関するさまざまな悩みをワンストップで無料相談できる国内最大級のプラットフォーム「オカネコ」を運営している。

 「オカネコ」は、スマートフォンから居住地や年齢、年収、家族構成などの質問に答えるだけで、同地域・同年代の人と比較し、ユーザーの家計状況を診断する。その後、診断結果をもとにFP(ファイナンシャルプランナー)やIFA(金融商品仲介業者)等のお金のプロからアドバイスコメントが届き、チャットで気軽に相談することができる。

 

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