クロスオーバー戦略の外国籍投信を設定=未上場株に上限30%まで投資-アセットマネジメントOne
2024年09月03日 08時00分
(出所)アセットマネジメントOne(クリックで表示)
アセットマネジメントOneは2日、日本の未上場株と上場株に投資するクロスオーバー戦略の新ファンドを設定した。外国籍のスキームを活用することで、未上場株に上限30%まで投資できる。高成長が見込まれる未上場企業に投資し、さらに株式公開(IPO)後も長期的な株主として投資を続けることで、新興企業の中長期的な成長を支援する。
未上場株をめぐっては、投資信託協会が国内籍投信の規則を見直し、上限15%まで未上場株を組み入れられるようにした。これを受けて野村アセットマネジメントが2日に、クロスオーバー戦略の国内籍投信を立ち上げたほか、レオス・キャピタルワークスも12日に設定する予定で、個人投資家がファンドを通じて未上場株に投資する機会が広がってきた。
アセットマネジメントOneが設定する新ファンドの名前は「Japanese Equity Crossover Strategy」。各産業の未来を変革するイノベーション(技術革新)の創出が見込まれる日本の上場新興企業や、IPO前のレイターステージの未上場企業に投資する。戦略運用本部内に「クロスオーバー投資室」を設置し、投資実績の蓄積と運用力強化を目指す。