eMAXIS Slimシリーズ、2カ月間で1兆円超の資金純流入=「信託報酬の考え方」をお知らせに掲載-三菱UFJアセット
2024年03月07日 08時00分
三菱UFJアセットマネジメントは、個人投資家を対象とした「ブロガーミーティング」を開き、新しい少額投資非課税制度(NISA)等を受けて、低コスト・インデックスファンド「eMAXIS Slim」のシリーズ合計の累計資金純流入額が、1月と2月の2カ月間で1兆0697億円になったことを報告した。シリーズ合計の純資産総額は8兆3119億円(2月末)に拡大した。
また、この日のミーティングで代田秀雄常務は、「eMAXIS Slim」シリーズの信託報酬の考え方について、「『業界最低水準のコストを将来にわたってめざし続ける』というコンセプトを掲げ、信託報酬率を含む運用コストの状況を把握したうえで、ファンドの継続性に配慮しつつ信託報酬率を引き下げることを基本としており、この方針に変更はない」と強調した。
その上で「類似ファンドの運用報告書等の各種開示情報を比較検討し運用コストが比較可能になったのち、適切な判断を行う予定だ」と述べた。
ファンドの信託報酬をめぐっては、①「法定書類の作成・印刷・交付にかかる費用」や「その他投資信託財産の運営に係る費用」を信託報酬とは別にファンドに請求しているもの ②ETFに投資しているものの目論見書のファンドの費用欄にETFのコストに関する記載がなく実質的な運用コストの把握が困難なもの-があり、運用結果の開示を待ってコストを比較することが必要なためだ。
同社は6日、ホームページの「お知らせ」の欄に「『eMAXIS Slim(イーマクシス スリム)』シリーズの信託報酬に関する考え方について」を掲載した。
【お知らせ】『eMAXIS Slim(イーマクシス スリム)』シリーズの信託報酬に関する考え方について=三菱UFJアセットマネジメント
https://www.am.mufg.jp/corp/topics/__icsFiles/afieldfile/2024/03/06/oshirase_240306.pdf