新NISAに対応、新任アドバイザーの活躍描く=「マンガでわかる 必ず伝わる!投信提案」-アセットマネジメントOne未来をはぐくむ研究所の伊藤所長
2024年01月12日 14時00分
アセットマネジメントOne未来をはぐくむ研究所の伊藤雅子所長は「改定新版 マンガでわかる 必ず伝わる!投信提案」を出版した。投信の教科書として活用されてきた初版をアップデートし、拡充された少額投資非課税制度(NISA)をテーマにしたマンガ3話を新たに収録した。
◆アドバイザーの成長物語
この本は銀行を舞台にしたストーリーマンガで、入行3年目で運用アドバイザーに任命されたばかりの上田のぞみが主人公。上司や先輩のアドバイスを受けながら、さまざまなお客さまの相談に対応し、一人前のアドバイザーへと成長していく。
◆投信の基礎を実践的に解説
「投信とは」「新NISAの特徴」「分散・積立投資の意義」「リスクの考え方」といった基本知識を、お客さまとの対話を描いたマンガと、見開きのコンパクトな解説によって、実践的に学べるように工夫されている。ロールプレイング方式で書かれた投信提案の教科書として、研修会のテキストなどに用いられてきた。
◆コア資産を投資へ、アドバイザーの役割が重要に
政府が推進する、NISA拡充などを柱とする「資産所得倍増プラン」は、今後5年間でNISA口座数を3400万口座に、買付額を56兆円に、それぞれ倍増することを目標に掲げている。これを実現するには、若年層に積立投資を普及することに加えて、中堅・高齢層の資産のコア(中核)部分を投資へと振り向けることが大切になる。
ただ、中堅・高齢層のコア資産を動かすには、金融機関の窓口などでアドバイザーから、お客さま一人ひとりに寄り添った丁寧な説明とアフターフォローを提供することが欠かせない。最前線でお客さまに対応するアドバイザーを育成し、応援する本書の役割は、ますます重要になっていくだろう。
◆「伝える」ではなく「伝わる」
この本の筆者は、本書の題名にもなっている「伝わる」を大切にしている。「伝わる」とは、自分が伝えたことを通して相手が影響を受け、行動に移すこと。「伝える」は、一方向に自分の考えを相手に説明すること。
「伝わる」を実現するには、目の前にいるお客さまの考え方をよく聞いて実感し、双方向のやり取りによって信頼感を築き、お客さま自らが具体的に考え、比較し、実行するための支援を根気強く続けることが必要になる。
本書は、投信の基礎を解説するだけでなく、お客さまとのやり取りの中で「伝わる」をはぐくむ様子を、マンガの中で描き出している。
◆未来をはぐくむ研究所とは
アセットマネジメントOne未来をはぐくむ研究所は、2023年10月に設立された。「投資の力」をもっと身近なものにすることを目的として、金融経済教育における個人の資産形成や、金融経済教育の分野における啓発・普及活動を強化・加速すべく、投資家の裾野拡大に取り組んでいる。
また、「一人ひとりが思い描いた将来に向け、ポジティブな行動を通じてお金とよりよい関係を作り、安心して人生を楽しむことができる未来」の実現を目指して、金融経済教育活動を推進している。