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11月末のMAB-FPI総合、マイナス1.24%=2カ月ぶりに減少

2022年12月08日 09時00分

 

 投信評価会社の三菱アセット・ブレインズがまとめた11月末の投信指数「MAB-FPI総合」は、前月比195ポイント(1.24%)安の1万5545ポイントとなり、2カ月ぶり減少した。この指数は、公募追加型株式投信(上場投信を除く)を対象に、1997年3月末を1万ポイントとして、同社が毎日算出している。

 11の資産クラス別に騰落率を見ると、外国株式(先進国)がマイナス3.03%、ハイイールド債券がマイナス2.75%、海外REITがプラス1.99%など九つのカテゴリーが下落した。一方、国内株式がプラス2.54%、エマージング株式がプラス1.37%になるなど二つのカテゴリーが上昇した。

 設定から解約を差し引いたネットの資金動向は、プラス5570億円と24カ月連続で純流入になったもようだ。資産クラス別に見ると、外国株式(先進国)がプラス3341億円、複合資産がプラス688億円など九つのカテゴリーが流入超になった。一方、国内株式がマイナス403億円、エマージング債券がマイナス42億円と二つのカテゴリーが流出超だった。

 調査対象としたファンドの純資産総額は前月末より7227億円減少して、86兆0278億円になった。この指数は、日銀や機関投資家が多く保有する上場投信を含まないため、個人投資家の資産動向を把握しやすい。

【参考】三菱アセット・ブレインズ
https://www.mab.jp/

 

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