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8月末のMAB-FPI総合、プラス0.34%=2カ月連続で上昇

2022年09月05日 11時00分

 

 投信評価会社の三菱アセット・ブレインズがまとめた8月末の投信指数「MAB-FPI総合」は、前月比53ポイント(0.34%)高の1万5809ポイントとなり、2カ月連続で上昇した。この指数は、公募追加型株式投信(上場投信を除く)を対象に、1997年3月末を1万ポイントとして、同社が毎日算出している。

 11の資産クラス別に騰落率を見ると、エマージング(新興国)債券がプラス4.13%、エマージング株式がプラス3.85%と六つのカテゴリーで上昇した。一方、外国REIT(不動産投信)がマイナス1.97%、外国債券(先進国)がマイナス0.81%と五つのカテゴリーで下落した。

 設定から解約を差し引いたネットの資金動向は、プラス5251億円と21カ月連続で純流入になったもようだ。資産クラス別に見ると、外国株式(先進国)がプラス2585億円、複合資産がプラス883億円など八つのカテゴリーが流入超になった。一方、国内株式がマイナス453億円、エマージング株式がマイナス80億円など三つのカテゴリーが流出超だった。

 調査対象としたファンドの純資産総額は前月末より6274億円増加して、85兆8993億円になった。この指数は、日銀や機関投資家が多く保有する上場投信を含まないため、個人投資家の資産動向を把握しやすい。

【参考】三菱アセット・ブレインズ
https://www.mab.jp/

 

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