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3月末のMAB-FPI総合、プラス6.05%=3カ月ぶりに上昇

2022年04月05日 10時00分

 

 投信評価会社の三菱アセット・ブレインズがまとめた3月末の投信指数「MAB-FPI総合」は、前月比931ポイント(6.05%)高の1万6335ポイントとなり、3カ月ぶりに上昇した。この指数は、公募追加型株式投信(上場投信を除く)を対象に、1997年3月末を1万ポイントとして、同社が毎日算出している。

 11の資産クラス別に騰落率を見ると、外国REIT(不動産投信)がプラス12.12%、外国株式(先進国)がプラス8.77%、国内REITがプラス7.13%など、10のカテゴリーで上昇した。一方、国内債券はマイナス0.52%と下落した。

 設定から解約を差し引いたネットの資金動向は、プラス7868億円と16カ月連続で大幅な純流入になったもようだ。資産クラス別に見ると、外国株式(先進国)がプラス5625億円、複合資産がプラス860億円、国内株式がプラス516億円など、八つのカテゴリーで流入超になった。一方、エマージング(新興国)債券がマイナス138億円、ハイイールド債券がマイナス96億円など、三つのカテゴリーで流出超だった。

 調査対象としたファンドの純資産総額は前月末より5兆5318億円増加して、86兆5046億円になった。この指数は、日銀や機関投資家が多く保有する上場投信を含まないため、個人投資家の資産動向を把握しやすい。

【参考】三菱アセット・ブレインズ
https://www.mab.jp/

 

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