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サンプル(過去記事より)

ワークホースに7000万ドル投資

Workhorse Stock Soars After the Electric-Vehicle Maker Gets a $70 Million Investment

株価、一時25%超高

1株19ドルの転換社債

Courtesy Photograph

電気自動車やドローンを手掛けるワークホース・グループ<WKHS>の株価は30日、機関投資家から7000万ドルの資金を得たことを好感して、一時25%超上伸した。

ワークホースによると、上位担保付き転換社債を通じての投資で、同社の普通株1株当たり19ドル相当で交換が可能。これは29日の終値を約35%上回る水準。社債の満期は2023年7月。調達した資金は経営運転資本として、一般の事業目的に使用する。

同社株は年初来約500%上げている。他の電気自動車株も軒並み急騰しており、例えばテスラ<TSLA>は153%高だ。本誌は未公開企業にさえも熱狂が及んでいると伝えている。

これは伝統的な自動車メーカーと完全に対照的だ。フォード・モーター<F>とゼネラル・モーターズ<GM>は電気自動車も製造しているものの、株価はいずれも年初来で30%超下げている。

重要な信任投票、時価総額10億ドルに

ワークホースは株式公開以来、ほぼ10年経過しているものの、株価が最高値を更新した30日まで時価総額は10億ドルに到達していなかった。市場は電気自動車メーカーに熱狂しているが、競争の厳しいところでもある。大手投資家一人(の投資)が重要な信任投票となっている。

ワークホースの株式は30日午後に一時26%高の18.28ドルを付けた。

 

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