生活費や住宅費に大きな差=「東京と地方の家計調査」、「オカネコ保険比較」調べ
2025年02月26日 12時30分


ネット完結で保険商品の比較、資料請求・閲覧、個別相談ができる「オカネコ保険比較」を運営する400F(本社東京、中村仁社長)は、「東京と地方の家計調査」をまとめた。「東京は家賃が高い」「地方は車が必須で費用がかさむ」といった実態を、定量的に把握し、地域間の家計構造の違いを可視化する狙い。
調査結果から、①生活費は、単身世帯でも夫婦世帯でも、東京と地方では5万~6万円の開きがある ②住宅費用は、東京が地方のほぼ2倍 ③地方の車所有率は、単身世帯で約6割、夫婦世帯で約9割-、などが浮かび上がった。
調査は、国内最大級の家計診断・相談サービス「オカネコ」のユーザー488人を対象に、2月中旬に実施した。
◆生活費
夫婦世帯の1カ月の生活費は、東京が約19.9万円、地方が約14.0万円だった。単身世帯では、東京が約14.4万円、地方が約8.5万円。どちらも5~6万円の開きがあった。生活費には、住宅費・保険料・通信費・水道光熱費・車関連費・サブスク費を合算してもらった。
◆住宅費
夫婦世帯の住宅費は、東京が約12.5万円、地方が約6万円だった。単身世帯では、東京が約8.5万円、地方が約4万円。東京は地方のほぼ2倍だった。住宅費には、家賃や住宅ローンの月々の支払額を回答してもらった。


◆車費用
夫婦世代の車の所有率は、東京が46.9%、地方が94.4%だった。単身世帯では、東京が18.4%、地方が62.9%だった。車を持っている人の維持費(ローンやリース代、ガソリンや駐車場代などの合計)は、東京が約2.5万円、地方が約1.5万円だった。
◆年収
夫婦世帯の年収は、東京が約1300万円、地方が約900万円だった。単身世帯では、東京が約500万円、地方が約300万円。
生活実感を5段階で評価してもらったところ、東京も地方も「生活が苦しい」と感じる層と「余裕がある」と感じる層に二極化していることが分かった。単身世帯や夫婦世帯(子どもあり)では、「苦しい」と感じている人が一定数いることも見えてきた。
