日銀・中央銀行のマンデート

＜2021年8月6日＞

こんにちは、JFSメールマガジン担当の松田莉奈です。連日、オリンピックの試合に見入っています。テレビ中継では、たびたび各国がアルファベット３文字の略称で表示されていますね。IOCが独自に定めた国名コードですが、一見ではわからないものも多いので、スマホで調べる日々です。それでは今週の記事をどうぞ。

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2021/08/05 14:00

〔財金レーダー〕日銀の「マンデート」考える夏＝政策対応の領域拡大に落とし穴は？

記者会見する日本銀行の黒田東彦総裁＝７月１６日、東京・日本橋本石町の日銀本店

　日銀あるいは中央銀行の「マンデート」あるいは「使命」という単語を耳にする機会が格段に増えている気がする。日銀の気候変動対応が焦点となった７月１６日の金融政策決定会合後の黒田東彦総裁による記者会見で、総裁と記者からこの二つの単語が計１５回発せられた。時事通信のデータを照合すると、黒田総裁就任以降の決定会合後の会見では断トツに多い。

　「マンデート」や「使命」がこれだけ話題に上るのは、そこに揺らぎが生じている裏返しかもしれない。折しも８月１５日（日本時間１６日）は米ドルと金の交換停止が突如として発表されたニクソン・ショック（ドルショック）から５０年。この夏は腰を据えて日銀あるいは中央銀行