導入サービス

ソニー銀行様

社内のシステムに手を入れずスピーディかつコストも低く、新たなコミュニケーションを実現する
掲載日:2021年3月23日
※本事例は、ソニー銀行様がご採用するモバイルサポートの金融情報配信サービス「Market Touch(@fund)」に向けて、時事通信社が金融データをご提供したものです。
商号 ソニー銀行株式会社
(Sony Bank Incorporated)
設立 2001年4月2日
ソニー銀行株式会社様はモバイルサポートのLINE公式アカウントを活用した金融情報配信サービスを2020年7月に導入しました。
今回、オリコン顧客満足度調査「外貨預金」において、全国93金融機関の中で総合1位を獲得されるなど多くのお客様から支持を集められているソニー銀行で、本サービスの導入に携われた商品企画部 アセットマネジメント推進課の高木宏幸さま、田中彰さまに、サービスの導入経緯や導入後の検証、今後の施策などについてお話を伺いました。

導入サービス

導入
背景
本サービスを導入するに至った背景を教えてください。

商品企画部 アセットマネジメント推進課 田中彰様
【田中さん】
まず、外貨預金の取引などの拡充のために、お客さまに対し「もっと積極的なコミュニケーションを取っていこう」という部内の考え方がありました。
外貨預金では、お客さまが希望する為替レートをプッシュで通知するサービスは、すでにアプリで提供していたのですが、12通貨すべてで対応するものに改修するとなると、それなりのシステム改修となります。社内のシステムに手を入れずスピーディかつコストも低く抑えて実現しなければならないことから、社会的なインフラとして定着した「LINE」を使った外部サービスを検討。
LINEの投信基準価額の配信で実績のあるモバイルサポートさんに、声を掛けさせていただきました。

【高木さん】
プッシュ型のコミュニケーション手段としては、100万以上のお客さまを対象にする「メルマガ」があります。この「メルマガ」は相応の効果はあるのですが、作成の手間や時間がかかっていることも、LINEをチャネルのひとつとして活用したいと考えた理由の一つです。

導入後
の結果
導入して7カ月が経過しました。導入後、ここまでの結果は満足できるものですか。

商品企画部 アセットマネジメント推進課 高木宏幸様
【田中さん】
すでに1万人に迫る勢いで「お友だち登録」が増えたことは、想像以上でした。お客さまの反応は良いと感じています。
特に、「投信の基準価額情報」や「日経平均株価の急変動」を通知するサービスよりも、外貨の為替レートの「指定値通知」と「急変動通知」は登録者も多く(投信よりも外貨のサービス登録は約5倍となっている)、お客さまの反応が大きいと感じています。

【高木さん】
ソニー銀行でお取引きを頂いているお客さまの数からすると、「お友だち登録」数はまだまだ少ないです。LINEの無料スタンプなどで無理に「お友だち登録」数を増やすのではなく、「お客さまの望んだ情報をお届けする本サービス」をもっと多くの方に理解をいただき、メルマガと肩を並べるプッシュ型のコミュニケーションとして育てていきたいですね。

LINE
配信
「LINEのメッセージ配信」も利用されていますが、そちらの効果はいかがでしょうか。

【田中さん】
キャンペーンなどの告知に、現在は週1回程度で「LINEのメッセージ配信」を行っていますが、「ブロック率」は一般的なブロック率よりかなり低く、「メッセージ配信」も含めて、お客さまに受け入れられているなと感じています。

【高木さん】
メルマガと比較しても「開封率」も「クリック率」も非常に高く、他部からも週1回のメッセージ配信への希望は多いです。現在は母数が少ないため、目的のひとつである「取引の活性化」についての結果は見えにくいですが、「お友だち登録」数が数十万まで増えてくれば期待する効果は見えてくると思います。

今後の
試み
今後、本サービスやLINEで試みたいことはありますか。

【田中さん】
日経平均の変動通知や、自動応答メッセージなどで改善をしたいですね。
すぐには難しいですが、様々な通知設定などはスマホに声掛けするだけで登録できるようなことになるとさらに便利になるのではないでしょうか。

【高木さん】
プッシュ型の通知ツールとしてだけではなく、LINE本来のライトなコミュニケーションがサービスに繋がるようなことができないかとも考えています。
LINEの配信料も気になりますが、お客さまがより喜んでいただける情報をさらに提供していきたいです。

期待
要望
最後に、モバイルサポート、データ提供をしている時事通信社に期待することはありますか。

商品企画部 アセットマネジメント推進課 高木宏幸様(右)
商品企画部 アセットマネジメント推進課 田中彰様(左)
【田中さん】
ASPサービスとしてさらに機能拡充をしてください。また、アクセス解析などの分析結果から新たな提案をお待ちしています。

【高木さん】
時事通信社の幅広い金融情報とモバイルサポート社のテクノロジーで、「違った金融情報の世界が広がる。」そんな両者のタッグを期待しています。