対中競争は「デリスキング」へ

＜2023年5月12日＞

こんにちは、JFSメールマガジン担当の松田莉奈です。先日、「安藤百福発明記念館 横浜」へ行きました。平成最後の朝ドラ「まんぷく」を視聴してから気になっていた場所でした。オリジナルのカップヌードル作りができるブースは、修学旅行生と外国人観光客で賑わっていました。私も体験し、いつ食べようかと考え中です。それでは今週の記事をどうぞ。

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〔特派員リポート〕対中競争、「デリスキング」を強調＝米高官

AFP時事

　サリバン米大統領補佐官（国家安全保障担当）は４月２７日に演説を行い、冷戦終結以降の新自由主義的な経済政策の行き過ぎを指摘し、市場任せの資源配分から政府主導の「的を絞った必要な投資」を重視する方針転換の重要性を指摘した。覇権主義的な動きを強める中国との競争を巡っては、経済的な切り離しを図る「デカップリング」ではなく、中国依存のリスクを減らす「デリスキング」の考えで取り組む姿勢を強調した。

　◇チャイナ・ショックの影響

　「国家安全保障担当補佐官が経済を語る機会を与えてくださったことに感謝したい」。サリバン氏は米シンクタンク・ブルッキングス研究所での演説でこう切り出し、バイデン政権の経済・産業政策について語り始めた。

　サリバン氏によれば、バイデン政権が発足した２０２１年１月、米国は「四つの課題」に直面していた。具体的には、国内産業の空