事業の休廃止 [関連法令] [軽微基準]

概要

 事業の休廃止は、企業の根幹をなす事業内容の変更にあたるため、投資判断に影響を及ぼすと考えられています。とはいえ、災害等によって主力事業をやむなく休止せざるを得ないような状況であれば、投資判断への影響も懸念されますが、いくつもの事業を営んでいる企業が、不採算部門の休止や廃止などを決定するケースなどもあります。

 このため、事業の休廃止によって見込まれる売上減少額が売上実績に対して10%未満であれば、投資判断への影響は大きくないとする軽微基準が設けられています。

軽微基準

・事業を休廃止して3年以内の各事業年度における売上減少見込み額が、最近事業年度の売上高に比べ10%未満であること。